ニワトリ
ヤケイ(野鶏)を原種とし、家畜化された鳥。採卵、食肉、鑑賞、闘鶏などの目的で多くのニワトリが飼われています。特に観賞用には、尾長鶏、東天紅(和鶏)など、天然記念物に指定されているものもあります。
[種類]
採卵 : 白色レグホン、プリマスロック
鑑賞 : 和鶏…尾長鶏、チャボ、東天紅、比内鶏
闘鶏 : ウコッケイ(烏骨鶏)、シャモ
[餌]
ニワトリ用の配合飼料(コムギ、トウモロコシ、タンパク質、貝殻等)、青菜、パン、ボレー粉
[飼い方]
ニワトリは地面を脚でかき出しながら餌をさがす習性があるので、餌入れは首だけを中に入れて食べられるような大きめのものを使うと餌を散らかさなくてよい。
[気をつけよう]こんな様子が見られたら、早めに治療を受けましょう!
①下痢、フンが水っぽい。
②トサカの色が白っぽい。
③口を開けて呼吸をする。
④鼻の周囲の汚れ。
⑤肛門の周囲の汚れ。
⑥毛が逆立っている。
⑦羽根が抜ける。
[ニワトリに多い病気]
①鶏コクシジウム : コクシジウムという虫が腸に寄生するために起こる下痢症。
②ニューカッスル病 : 元気・食欲がなくなります。
トサカの色がどす黒くなり、緑色の下痢をしたり、呼吸困難のなる場合もあります。ウイルスが原因で、人にもうつるので注意が必要です。
③回虫症 : 下痢を起こします。
回虫という細長い虫が鶏の腸の中に寄生するために起きます。下痢を起こし羽毛の汚れが目立ちます。他の鶏にもフンからうつってしまうので、飼育箱は十分清潔にしましょう。
④外部寄生虫 : シラミ、ハジラミ、ダニなどにより皮膚病になります。
⑤し瘤症 : 足の裏にイボができる病気です。
固い床やコンクリートの床などで飼育すると、スリ傷から細菌が入り足の裏にイボができ、歩行困難となります。