イラスト  松沢 由紀子

イシガメ(ニホンガメ) : 爬虫類 カメ目 ヌマガメ科
日本にのみ分布。本州、四国、九州と壱岐・対馬などの島に分布。
池、沼、流れのゆるやかな川に生息。

成体 : 長さ…13~20 cm
幼体 : 甲羅が円形に近い。ゼニガメと呼ばれる。近年では少ない。
ホンゼニガメ…クサガメの幼体



[餌]

雑食性(肉食に近い)

魚肉類(骨や内臓を含む丸ごと)
カメ用の配合飼料
成体はドッグフードを与えてもよい。


[飼い方]

必要なもの

水槽、プラスチックケース

泳ぎまわれるだけの水を入れる。
水は早く汚れます。くさくなる前に水かえを行うようにします。

甲羅干しのできる陸場をつくる。


十分な日光浴。ただし、日陰、水場を作る。
日光浴が不可能な場合は、太陽光線に近い光を発する照明器具を用意します。


冬期間の管理
冬眠 : 水が凍らない程度の低温が維持される室内に置く。
冬眠させない場合 : 熱帯魚用のヒーターを利用して保温します。
温度が低くなると冬眠します。冬眠させない方が無難に冬が越せます。


[カメに多い病気]

甲羅や足に細菌や真菌(カビ)が感染しやすいです。
軽傷の場合は飼育水中に少量の食塩を入れてもいいです。

予防は、長時間水につかりっぱなしにならないようにし、乾燥気味にする方がいいでしょう。
餌を与える時や、夜間だけ水中に入れるようにしてもいいです。